通学路の安全

平成24年4月以降、全国で登下校中の児童生徒の列に自動車が突入し、死傷する事故が相次いで発生したことから、各小学校の通学路において、関係機関と連携して緊急合同点検を実施し、必要な対策内容について関係機関で協議してきました。

引き続き通学路の安全確保に向けた取組みを行うため、関係機関の連携体制を構築し、「下郷町通学路交通安全プログラム」を策定しました。

本プログラムに基づき、関係機関が連携して、児童生徒が安全に通学できるように通学路の安全確保を図っていきます。

関係機関の連携を図るため、以下をメンバーとする「通学路安全推進会議」を設置して基本的方針の策定や合同点検後の公表の仕方などを策定します。

・下郷町教育委員会

・下郷町町民課

・下郷町建設課

・南会津警察署

・下郷町立小学校

・下郷町PTA連絡協議会

・下郷町交通対策協議会

・福島県南会津建設事務所

継続的に通学路の安全を確保するため、合同点検を継続するとともに、対策実施後の効果把握も行い、対策の改善・充実を行います。

これらの取組をPDCAサイクルとして繰り返し実施し、通学路の安全性の向上を図っていきます。

〇合同点検の実施時期等

・町内の全小学校について、それぞれ2年に1回、合同点検を実施します。

・実施時期は、降積雪時の危険箇所の把握も必要であることから、夏期と冬期を交互に行います。（なお、必要と思われる場合には随時、合同点検を実施します。）

・効率的・効果的に合同点検を行うため、通学路安全推進会議において、重点課題を設定し、合同点検を実施します。

〇合同点検の体制

・小学校ごとに、教育委員会・学校、道路管理者、警察を基本としますが、可能な限り保護者や地域の参加協力を得て合同点検を行います。

合同点検の結果から明らかになった対策必要箇所について、歩道整備や防護柵設置のようなハード対策、交通規制や交通安全教育のようなソフト対策など対策必要箇所に応じた具体的な実施メニューを検討します。

対策の実施にあたっては、対策が円滑に進むよう、関係者間で連携を図ります。

合同点検結果に基づく対策実施後の箇所等について、実際に期待した効果が上がっているのか、また児童生徒等が安全になったと感じているのか等を確認するため、対策実施後の効果を把握するための手法を検討し、対策効果の把握に努めます。

対策後も合同点検や効果把握の結果を踏まえて、対策内容の改善・充実を図ります。

小学校ごとの点検結果や対策内容については、関係者間で認識を共有するために小学校ごとの「対策一覧表」及び「対策箇所図」を作成し、公表します。